『シン・ゴジラ』のレビュー

天才監督・庵野秀明が描く新たなゴジラ映画

『シン・ゴジラ』は、2016年に公開された日本の特撮映画です。
監督は『新世紀エヴァンゲリオン』などで知られる庵野秀明氏と『悪人』などで活躍する樋口真嗣氏の共同監督。
今回の作品は、1954年の初代『ゴジラ』以来、31作目となるシリーズ最新作にあたります。

圧倒的なリアリティと緊迫感

本作は、地震と水害に見舞われた東京に突如現れるゴジラと、政府の対応を描いた作品になっています。
特撮シーンは、CGと既存のミニチュア・人形などを巧みに組み合わせることで、映像にリアリティを持たせています。
また、政府の危機対応の遅さや混乱、ジャーナリストたちの取材と報道など、緻密な設定によって、緊迫感が強調されています。

登場人物たちの演技力にも注目

主人公の一人である内閣情報調査室の官僚・津田達夫役を演じたのは、『時をかける少女』などで知られる本多翼氏。
さらに、内閣官房長官役に扮した市原悦子氏、自衛隊員役の小林稔侍氏など、個性豊かな俳優陣が脇を固めています。
彼らの演技力も、作品の魅力の一つとなっています。

結末に向けて急転換

物語は、徐々にエスカレートしていきますが、ラストシーンに向けて急転換。
その結末は、日本社会に対する警鐘ともとれるメッセージが込められています。
ファンには驚きの展開かもしれませんが、新規で観る人にも十分に楽しめる作品です。

まとめ

『シン・ゴジラ』は、圧倒的なリアリティと緊迫感のある特撮シーン、俳優陣の演技力、急転換するエンディングなど、多くの魅力が詰まった作品です。
映画ファン、特撮ファンには必見の一本と言えるでしょう。