映画「君の膵臓をたべたい」のレビュー

あらすじ

主人公の僕が、ひょんなことから同級生のさくらと「共病文庫」という日記を交換することになる。さくらは病気で余命があと少なく、それを知る僕は彼女との日々を大切に過ごす。

感想

この映画は、青春ものの中でも作品のタッチが独特で、同時に感動的なストーリー展開に仕上がっている。アニメーション映画から実写映画に移植された作品だが、原作以上に魅力があると思う。

出演者のキャラクター性や掛け合いも魅力のひとつで、それぞれの役割がきちんと固まっていることもよく伝わってくる。特に、主人公の笠間健太郎役を演じた北村匠海さんは、見事なアクトを披露している。一方で、高畑充希さんが演じたさくらは、内向的なところから次第に開放的な表情を見せるなど、演技力が十分に発揮されている。

映像面でも、きめ細やかな表現や映画独特の演出が随所に見られる。音楽もストーリーにマッチしており、印象的なシーンをより深く印象づけると共に、感動を増幅してくれる。

まとめ

「君の膵臓をたべたい」は、病気を扱った作品ではあるものの、青春エンターテインメントとしても楽しめる。アニメーション映画版から移植された実写映画でも十分に魅力があるため、ぜひとも観てみるべきだろう。

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