映画「天気の子」のレビュー

あらすじ

少年・森嶋帆高(もりしまほたか)は、父を亡くし、母と妹と共に東京の高架下で生活している。彼は喧騒の中で自分を見つけられず、高い建物に登る、自転車に乗るなどして過ごしていた。そんなある日、彼は雨宿りしていた建物の屋上で、奇妙な少女・天野陽菜(あまのひな)と出会う。彼女は言葉少なく、その後も目の前で雨を止めたりする不思議な力を持っていた。
天馬空太郎(てんまくうたろう)監督の新作『天気の子』(7月19日公開)は、「君と100回目の恋」、「秒速5センチメートル」、「言の葉の庭」に続く、スタジオ地図の最新作。この記事ではそんな本作についてレビューをお届けする。

オススメポイント

本作は、個人的に初めて天馬空太郎作品を鑑賞しましたが、美しい映像、壮大な音楽が緻密に織り込まれた世界観に感動しました。雨粒が地面に落ちる様子や、夜景がキラキラと輝く様子など、特にキャラクター同士の臨場感のあるコミュニケーションが際立っていて、深い感情移入ができました。
また、音楽監督にはRADWIMPSの野田洋次郎が起用され、新曲も多数使用されたことで、映像と音楽が相乗効果を生んで、感情を揺さぶるシーンも多かったです。

改善点

一方で、ストーリー面については、盛り上がりに欠けたと感じました。キャラクターに共感できる点はあったものの、最後の結末に至るまでの流れが少し単純すぎて、違和感を覚えるシーンもあったように思います。

総評

美しさと情感の深さが際立つ一方で、ストーリーの単純さが目立つ『天気の子』でしたが、個人的には、観る人次第で様々な解釈ができると思いました。映像や音楽を存分に楽しめる一作として、また季節に合わせて観たくなる映画としてオススメしたい作品の一つです。

以上が、映画『天気の子』のレビューでした。


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