映画『天気の子』レビュー

あらすじ

雨を操る少年・大空と、彼が出会った少女・陽菜が織りなす青春ファンタジー。しかし、彼らにはそれぞれの事情があり、やがて過去と向き合いながら未来を生きるために戦うことになる。

この映画は、監督の新海誠氏も「自分たちが今まで造ってきた作品の中で最高傑作」と語るほどのクオリティを誇る。
雨や雲、風景を非常に繊細に描いており、都会の中でも季節感が伝わってくる。
また、RADWIMPSによる主題歌をはじめとして、劇伴の曲も印象的で、物語性の上でも音楽の役割が大きい。

前述のあらすじ通り、青春ストーリーの要素がふんだんに盛り込まれている。
登場人物たちが抱える悩みや葛藤、友情、恋愛を描き、観る者の共感を呼ぶ。
また、SF的な要素も盛り込まれており、大空が操作する天候によって都市が壊滅するシーンなど、スケールの大きなパートも見どころの一つ。

『天気の子』は、青春ストーリーとSFファンタジーが融合した作品で、新海監督の手腕が光る作品となっている。
観る度に新たな発見があるため、何度でも鑑賞したくなる一本だ。