ストーリー
本作は、バットマンシリーズの悪役ジョーカーの原点を描いた作品です。主人公のアーサー・フレック役を演じるホアキン・フェニックスは、生い立ちから彼がジョーカーになるまでの心の変化を細かく表現しています。
職業は、看板持ちをしながら、母親と二人暮らしをしているアーサー。彼は知的障害を持ち、社会との関わりがうまくいかない状況にあります。そして、その日その日を生きる苦しみを背負っています。
そんな彼にも夢がありました。彼はコメディーアーティストを目指して、地元のクラブでスタンドアップコメディをやっています。
しかし、現実は彼に優しくありません。彼はいじめられ、自分を理解してくれる人は周囲にいません。そんなとき、事件が起こります。
事件はアーサーの人生を変えます。彼は今まで以上に孤独になり、徐々に人間不信に陥っていきます。そして、彼がジョーカーに近づいていく様子が描かれます。
演技・映像
本作の演技には、ホアキン・フェニックスが全力で挑んでいる感があります。
彼が演じるアーサーは、時に明るく、時に暗い表情を見せます。彼の社会との関わり方は、現代社会にも共感を呼ぶものです。彼が孤独について語る場面などは、見る人の心に響くものがあります。
また、映像も非常にオシャレで、アーサーが住むゴッサム市の街並みは、ノワール映画のような雰囲気を醸し出しています。
評価
本作は、ジョーカーを知らなくても十分に楽しめます。アクション映画とは違って、心理的な要素に重点を置いた作品です。ただ、観る人が心に強いショックを受けるかもしれないので、繊細な人は注意が必要です。
全体的に、非常にオシャレで美しい映像と、演技に重点を置いた物語が魅力的な作品でした。
★★★★☆
コメントを残す