ストーリー
セッションは、アイルランド人のバンドがメンバーの一人、グループのリーダーの恋人・麻薬中毒者に死をもたらした事件を描いた作品です。グループのメンバーは、その事件をきっかけに誰もが心に傷を負い、音楽に向き合うことが出来なくなっていきます。
ストーリーは、主にバンドメンバーの一人であるギタリストであるグローヴァーを中心に展開されます。彼は音楽家としての夢を諦めないで、セッションのためにある素晴らしい曲を披露します。しかし、彼の中でもう一つの恋人が現れ、音楽と彼女のどちらを選ぶか、という決断を迫られます。
演出・映像美
本作は、グループの音楽活動を中心に描いているため、音楽や演奏シーンが随所に登場します。爽快感のあるパフォーマンスシーンや、音楽の感覚に合わせた映像表現が鮮やかで、見応えがあります。
また、バンドメンバーそれぞれの心境の変化をその表情や仕草によって表現しているため、各シーンが印象的でした。特に、グローヴァーの情熱的な演奏シーンや、彼が悩む姿が印象的でした。
キャスト・演技
主人公グローヴァーを演じたグレイフ・ダンがとても良く、音楽に対する情熱や懸命さ、愛情などを表現していました。また、彼の恋人を演じたフレインも、麻薬中毒という困難な役柄をしっかりと演じていました。
バンドメンバー役の俳優たちも、それぞれの役柄に合わせた適切な演技をしていて、物語世界により深みを与えていました。
総評
音楽を通じて、人生の中での苦悩や葛藤を描いたセッションは、音楽映画として見る価値がある作品です。演出やキャスト、演技など、全体的にとても良い出来となっているため、一度見てみるべきだと思います。
コメントを残す