映画「ダンケルク」レビュー

ストーリー

第二次世界大戦初期、英仏連合軍がドイツ軍に包囲されたダンケルクからの脱出を描いた戦争映画。
陸海空からの激しい攻撃に苦しみながら、民間人も含めた多くの人々が命を賭けて救助作戦に立ち上がる。

主要キャストにトム・ハーディ、ケネス・ブラナー、マーク・ライランス、フィオン・ホワイトヘッドらが出演。
トム・ハーディはパイロットを演じ、ブラナーはダンケルクの指揮官、ライランスは民間人観光船の船長、ホワイトヘッドは若い兵士を演じた。

クリストファー・ノーラン監督の作品で、彼が手がける映画はいつも斬新で印象的なものが多い。
撮影にはIMAXカメラを使用しており、迫力のある映像とともに、音楽も劇的に作られている。

戦争映画としては異色の作品で、ヒーローが立ち上がるような大掛かりなアクションや戦闘シーンはあまりない。
代わりに、息をのむような緊迫感と、人間同士の絆や友情、生きることの尊厳を描いたシーンが印象に残る。

「ダンケルク」は戦争映画としてはあえて異色の作品で、迫力ある映像とともに、人々の命を賭けた救出劇が描かれている。
戦争を題材にすると、強い嫌悪感や残酷さを感じることが多いが、この映画はそれを上回る感動が残る、心に響く作品である。