「天気の子」レビュー

ストーリー

この映画は、雨を操る力を持つ高校生の少女・陽菜と、彼女に出会った少年・帆高の物語です。帆高は家出して都内にやってきた孤独な中学生で、陽菜はひょんなことから帆高を助けます。彼女が雨の日に渋谷で出会った帆高は、優しい人柄に惹かれていきます。そして、二人はお互いの悩みを打ち明けあい、心を通わせることに成功します。

しかしその後、陽菜が変わってしまいます。彼女は自身の身体に異常を感じ、病院に行くと、雨を操る力による病気にかかっていることを知らされます。身体的にも精神的にも追い詰められた陽菜を、帆高は助けようとしますが…。

感想

「君の名は。」で世界中を魅了した新海誠監督の最新作「天気の子」。

映像の美しさは言わずもがな、雨や夕焼けなど、自然現象を描くシーンは壮絶なまでに美しく、非現実的な世界観を表現しています。

また、物語は「君の名は。」に引けを取らない感動を覚えます。特に、陽菜が「私、もうあなたじゃない」と言うシーンは、胸を締め付けられる思いがしました。

さらに、音楽も素晴らしいです。RADWIMPSが担当しているため、特に注目されていると思いますが、映像と音楽とが見事にマッチしており、感情移入がより深まるように感じました。

ただ、ラストシーンについては、賛否両論あると思います。個人的には、新海誠監督らしい切ないラストだと思いますが、もう少し説明が欲しいという声もあるかもしれません。

まとめ

現実と非現実を行き来するような描写は、新海誠監督の強みでもありますが、今回もその観点で見ると素晴らしい作品であることは間違いありません。

ストーリーも感動的だし、映像や音楽も素晴らしいので、見る価値は大いにあります。