『君の膵臓をたべたい』レビュー

あらすじ

主人公の僕は、偶然拾ったクラスメイトの山内桜良の日記に「私は余命があとわずか」という衝撃的な一文を見つける。彼女は告知された病気に向き合って生きることを決意し、僕たちは彼女と過ごす日々を通して人生に向き合っていく。

まず、この映画の音楽が素晴らしい。劇中に流れたBUMP OF CHICKENの「転がる岩、君に朝が降る」はとても心に残りました。また、出演者の演技も素晴らしい。主人公の土屋太鳳さんをはじめ、共演の浜辺美波さんや北村匠海さん、綾野剛さんなど全員が役にぴったりでした。

ストーリーは原作小説を忠実に再現していると思いますが、原作を読んでいなくても楽しめます。中盤まではラブストーリー色が強く感じられましたが、後半は彼女の病気に向き合う心境や、主人公と彼女の友情に大きく焦点が当たります。ラストシーンは泣いてしまいました。

ストーリーの展開や演出はもちろん、キャストの演技や音楽が素晴らしい映画でした。ただ、原作に比べてラブストーリー色が強くなってしまったという印象もあります。それでも、彼女と出会い、別れるという人生の喜怒哀楽を一緒に感じられる作品です。ぜひ、映画館で観て欲しいと思います。

以上が『君の膵臓をたべたい』のレビューでした。