映画「ゼロ・ダーク・サーティ」レビュー

あらすじ

アメリカ同時多発テロ事件の首謀者であるウサマ・ビン・ラディンを捕獲するため、米国軍が秘密裏に展開した作戦「ネプチューン・スピア」。その作戦に携わるCIAの女性分析官、メイア役を演じるジェシカ・チャステインを中心に描かれる。

感想

映画「ゼロ・ダーク・サーティ」は、アメリカ同時多発テロ事件から約10年後に公開された、まさに現代の歴史的事件を描いた作品である。

まず、ストーリー展開が非常にスムーズであり、中盤以降の緊迫感には目が離せない。また、正義感に燃える主人公メイアの姿勢が非常に純粋で、彼女とともにネプチューン・スピア作戦に見える一連の事件を追いかけるうちに、観客も共感してしまう。

また、演出面でも見どころが多い。メイアが細かい情報収集からアジアの街中を駆け抜けるシーンは圧巻であり、特に音楽の上手い使い方が映画の雰囲気を一層盛り上げる。

ただ、映画のラストはもう少し気持ちよく終わっても良かったのではないかと感じた。ビン・ラディンが居た場所に向かうシーンが少し長く、どうしても「もうちょっと早く着いてほしい」と思ってしまう。

総じて、現代史上の事件を描いた映画としては非常に優れた作品であり、特にメイア演じるジェシカ・チャステインの演技が際立っていた。

評価

ストーリー:★★★★☆
演出:★★★★☆
演技:★★★★☆
総合評価:★★★★☆

※評価は、5段階中の星の数で表現


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