「君の名は。」のレビュー

ストーリー

　「君の名は。」は、東京と山々のどこかに住む高校生、瀧と三葉の二人が、突然体が入れ替わってしまうという奇妙な現象を描いた物語です。身体だけでなく、日常生活や記憶も入れ替わってしまい、二人は不思議なやりとりをすることになります。しかし、ある日を境に入れ替わりが起こらなくなってしまい、二人はお互いを探す旅に出ます。

評価

　全編に渡って美麗な画面と、RADWIMPSによる音楽が響き渡る「君の名は。」。見た目にも聴覚にも心地よい、切なく美しい作品に仕上がっています。また、入れ替わりによって男女の性格や人生観が入り混じりながら進むストーリーは、二人の恋愛模様とともに、青春群像劇として絶妙さを感じます。 特に終盤のクライマックスは涙が出るほどの感動的な演出で、その後も胸に迫るようなエンディングで締めくくられます。

要点

• 美麗な画面と音楽
• 二人の入れ替わりによる切なく美しい作品
• 青春群像劇としてのストーリー展開
• 感動的な終盤とエンディング

全編にわたり美しい映像と音楽に包まれながら、入れ替わり現象が引き起こす奇妙なやりとりとともに、愛と別れの物語が青春群像劇として描かれています。「君の名は。」は素晴らしいアニメーション映画であり、多くの人に観てほしいと思います。