「君の名は。」レビュー

あらすじ

田舎の高校生・瀧と、都会で暮らす女子高生・三葉。優れた感性を持つ二人は、ある日突然に入れ替わってしまい、各々の生活に混乱する。やがて、二人は現象の正体を探る中で、過去に起こった大災害が関係していることを知り、互いに助け合って未来を変えることを決意する。

感想

本作は、美しい映像、ドラマチックなストーリー、そして音楽が素晴らしいアニメ映画である。瀧と三葉の入れ替わりは、最初は面白半分で始めたが、やがて現実味を帯びていく。二人は互いに知り合いや家族に接する中で、自分たちの運命に向き合うこととなる。

また、超自然現象と災害の関係性の謎解きも物語に緻密に組み込まれている。その上で、人のつながりが大切であることを再確認させられる作品である。

映像や音楽面でも、RADWIMPSによる豊かな楽曲と、美しい背景が特筆される。尺度の大きな映像効果やクオリティの高いアニメーション制作なども、見どころのひとつだ。

まとめ

本作は、ストーリーと映像、音楽の3つの要素が揃い、実に魅力的である。ヒロインの三葉のキャラクターには、観る者が胸を打たれる感動がある。アニメを好む人にはもちろん、アニメに興味がない人でもぜひ観ることをおすすめする。