あらすじ
主人公のクリスティン・マッキューが、カトリック校に通う高校生活に飽きて、新しい自分を見つけようとする成長物語。母親との摩擦、初恋、友情、夢への挑戦など、様々なテーマが詰まっている。
感想
私がこの映画を観た時、最初に思ったことは「これが『青春映画』なのか」ということだった。決して展開が派手なわけではないし、大きな問題も起こらない。でも、主人公が抱える小さな悩みや喜びが丁寧に描かれていて、非常にリアルな青春の描写だと感じた。
また、主演のセイオーシャ・ローナンが素晴らしい演技をしている。彼女の表情や声のトーンが、時には優しく、時には一生懸命に、時にはがむしゃらに、時には無邪気に、主人公の成長を支える。
そして、家族との関係性も本作の魅力のひとつだ。母娘が互いに気持ちを理解しながらも、すれ違いや対立が起こる様子がリアルに描かれている。そんな家族の温かさが、主人公が人間的に成長していくうえでの大きな支えになっている。
総合的に、丁寧な演出とリアルな描写が印象的な映画だ。青春映画が好きな人はもちろん、そうでない人でも共感できる作品だと思う。
評価
8/10
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