あらすじ
高校生の少女・山内桜良と、同級生で自由奔放な男子・宮藤実の出会いから始まる、二人の切なくも美しい「終わり」への物語。
感想
本作は、原作の人気を集めた小説を映画化した作品で、青春映画の代表格の一つとして人気を集めた。特に、姉妹作品である『四月は君の嘘』と同様に、美しい画面作りとともに、悲しみと優しさがあふれるストーリーが注目される。
まず、ストーリーについてだが、主人公たちがある病気を背負いながらも、友情・愛情・人間関係などが、深く描かれている。また、台詞もシンプルで、まだ学生の二人がそれぞれに抱える問題に対し、どう対処するのか、心の中の悩みがリアルに描かれており、見ているこちらも胸に迫られる。
次に、映像面についてだが、冒頭から続く、四季折々の美しい景色が目を引く。また、衣装や小道具など、細部までこだわった演出が好感を持てる。さらに、音楽も効果的に使われており、物語全体を引き締める役割を担っている。
ただし、細かく言えば、作品の最後の展開については賛否両論があるようで、感じ方は結構人それぞれのようだ。しかし、それだけ物語に深みがあるということであり、これもまた制作側の想いが伝わったと言える。
まとめ
本作は、儚いけれど、真っ直ぐに生きる若者たちの姿を描いた作品であり、青春映画好きにはぜひ見てほしい一品だ。ストーリーや演出に細部のこだわりが感じられ、美しい映像にも心を奪われること必至だろう。
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