『未知との遭遇』レビュー

あらすじ

1970年代後半、アメリカ中西部に不可解な出来事が続発する。謎の電波が届く現象に強い興味を持っていた、フロリダ在住の電気技師ロイ・ネアリーは、彼の幼い息子たちとともにホットスポットとなっている場所へ出かける。その後、UFOに出会ったことをきっかけに、米国政府の裏組織である〝マジェスティック12〟に誘拐され、そのまま実験台にされてしまう。

評価

『未知との遭遇』は、近年のUFOを題材にした映画にもかかわらず、優れた作品である。監督のスティーブン・スピルバーグが注意深く計算し尽くされた場面や、音楽、演技により、まるで実話のような臨場感を醸し出している。狭い空間でも映像の印象が薄れることはなく、逆にストーリーの緊張感を高めている。特に、主人公ロイを演じたリチャード・ドレイファスは、観客の感情の推移をいい塩梅で演じる演技派だ。

また、1960年代の車や衣服、家具といったアイテムや、テレビ画面のVHSテープの映像など、映画の世界をさらに深めるためのリアルなディテールも見逃せない。現代のCG技術による怪物の出現や、空から降り注ぐ謎の光景は、よく知られたシーンだが、これらはあくまでもストーリーに不可欠なものに絞っているのが、スピルバーグ監督の功績だろう。

まとめ

『未知との遭遇』は、タイムレスな傑作映画であり、何度見ても魅力的である。近年のUFO映画に興味がある人、スピルバーグ監督のファン、SF好きと、様々な層の方が楽しめる作品となっている。ある程度時間を作って、是非ご覧になってはいかがだろうか。

引用元:https://eiga.com/movie/1272/


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