『君の膵臓をたべたい』レビュー

あらすじ

主人公の軽部みさきは、高校の図書委員で友達も多く、毎日が楽しく過ごしていた。ある日、健康診断で膵臓に病変があることが発覚し、余命は数年と宣告される。そんな中、クラスメイトの山内桜良と一緒に過ごす日々が始まり、みさきは生きることの意味を見つけていく。

感想

本作は、原作小説の人気により映画化された作品であり、そのストーリー性は非常に魅力的である。主人公のみさきの感情移入が容易にでき、物語を通して彼女の成長を感じることができる。また、山内桜良のキャラクターも印象的で、二人のやりとりが心温まるシーンが多くある。

さらに、映像面でも美しいシーンが多く、春の風景や夕日を背景にしたシーンなどは印象的である。音楽も物語の世界観に合ったものであり、実写ならではの真実味ある演出も見所の一つである。

しかし、物語の展開が少し予想通りであったり、キャラクターの心情の変化があまり明確に描かれていなかったりと、改善点もあると感じた。

まとめ

『君の膵臓をたべたい』は、感情移入しやすく美しい映像と音楽が魅力の映画である。ただし、物語の予想通りの展開やキャラクター描写に改善の余地がある。全体的に、青春ドラマが好きな方にはぜひおすすめしたい作品である。