映画『君と100回目の恋』レビュー

ストーリー

『君と100回目の恋』は、毎日同じ日を繰り返す “ループもの” のラブストーリー。主人公の高校生・北川翔太郎（演：山田涼介）は、毎日同じ日を繰り返す中、同じクラスの女子生徒・小野寺玲奈（演：広瀬すず）に恋をする。しかし、彼女は繰り返される中で、毎回翔太郎のことを忘れてしまう。翔太郎が彼女に恋をするため、そして彼女に記憶を残すため、毎日行動を変え、何度も何度も同じ日を繰り返す中で物語は進んでいきます。

演技力

主演の山田涼介と広瀬すずがとても良いです。山田涼介は主人公の変化や成長を表現しており、広瀬すずは彼女ばかりか様々な役どころを演じていることから、その演技力の高さには驚かされました。

映像美

本作の映像美はとても美しいです。春から夏、秋、冬と季節を移り変わるシーンの演出が素晴らしく、背景も美しい都内の秋葉原やスカイツリーが映されるシーンなどは必見です。

感想

本作は、同じ日を繰り返す中で起こるひとつひとつの変化がドラマチックに映し出され、登場人物たちの心情を感じながら見ることができます。また、ループものの定番である “同じ日を繰り返す” という設定を利用しつつ、恋愛描写も上手に描かれており、見ているうちに翔太郎や玲奈に感情移入してしまいました。最後まで気になる展開が続き、とてもエンターテイニングでした。ぜひ、映画館でみてほしいです。