『君の名は。』レビュー

ストーリー

東京の都会で暮らす少年・瀧と、田舎町で暮らす少女・三葉が入れ替わる奇妙な現象が起こる。2人はそれぞれの身体で生きる中で、互いの世界を体験し、徐々に心を通い合わせていく。

本作は、監督の新海誠氏が手掛けるアニメーション映画である。美しい映像展開と共に、街並みや風景の描写は細かく、丁寧に表現されている。また、2人の夢の中でのシーンやストーリーが進む中で起伏に富んだ音楽が流れるなど、映像と音楽が一体となり観客を魅了する。

瀧役を神木隆之介、三葉役を上白石萌歌が演じている。美しいデザインと声優の演技により、観客はその役柄にどっぷりと浸りきることができる。

本作は、偶然の出会いと本質的な絆を描いた「君の名は。」。映像美や音楽、ストーリー、キャスト全てが素晴らしく、全てが高いレベルで描かれている。実際にアニメ映画史上でもあまり見られない、爽やかな作品と言えるだろう。「君の名は。」は、色々な人々に観てもらいたい、オススメのアニメーション映画の一つだ。