映画『君の名は』のレビュー

ストーリー

『君の名は』は、都会の少女・三葉と、田舎の少年・瀧が互いの体を入れ替える奇妙な現象が起こる物語です。

物語は、瀧が三葉の夢を見ることから始まります。瀧は、三葉の家族の名前や町を知るうちに、自分と入れ替わった体験をしたことに気づきます。二人はそれぞれの体験を確かめ合い、徐々にお互いの人生を理解し、心を通わせていきます。

そして、やがて彼らが出会うころ、二つの町を繋ぐ壮大なストーリーが明らかになっていきます。

本作は、共通する場所や空間をシンクロさせる演出が特徴的です。二人の体が入れ替わると、瀧がいる細かい部屋のところに三葉がいる、といったように、それぞれの場所や距離が不思議な形で繋がる印象的な表現があります。

また、美しい映像も注目すべき点でしょう。空気が澄み渡った宙に浮かぶ神社や、夜空に広がる星空の描写は圧巻です。音楽も相まって、感動的な場面を一層引き立てています。

私は本作を、何度見ても心が温かくなる、とても素晴らしい作品だと思います。二人の喜怒哀楽を共有しながら成長していく姿や、二人が出会ったことで活躍するマイナスイオンについて学び、感動したことは忘れられません。是非、一度ご覧になってください。