「君と100回目の恋」のレビュー

ストーリー

「君と100回目の恋」は、タイムリープを題材にしたラブストーリーである。主人公の男性・青木海斗は、毎日同じ日を繰り返すことになり、女性・橋本由香と出会ってから彼女に恋をする。しかし、青木は彼女が自分を覚えていないことに悩む。そんな中、二人は徐々に心を通わせていくが、青木は100回目のタイムリープにおいて自分に別れを告げる彼女を止めるために奮闘する。

感想

本作は、従来のタイムリープもののラブストーリーとは一線を画す。青木がタイムリープをするたびに、彼女にしてしまったミスや後悔を改善しようとする様子が、観ている側にとってもとても共感できる。また、彼女を愛し続けるために力強く生きる青木の姿は、おおらかでカッコいいと感じる。

さらに、映像の美しさにも定評がある本作は、タイムリープによって連続する同じ日常生活の中で、季節が移り変わる様子も丁寧に描写されている。

ただ、本作が特別なのは、ラストシーンにある。観客は、最初のシーンから最後まで何が起きるか、どうなるのか予想しているが、ラストシーンの数分間は、思いがけない展開が続き、感動的なラストに涙を誘われる。

総評

まさに、心に響いてくるラブストーリーである。映像美、演技力、音楽、脚本、どれをとっても素晴らしく、ラストシーンには思わず「ああ、こうなってほしかったんだ」と心の中で呟いてしまう。


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