ストーリー
主人公の高校生・帆高は家出をし、都内で生活をするようになる。彼はそこで、変わった研究をする少女・陽菜と出会い、共に過ごすことになる。そんな2人の周りで、突然、天候が乱れ始める。陽菜は天気を操る力を持っていることが判明し、彼女は次第に疲弊していく。帆高は彼女を助けるため、大きな決断をする。
感想
「君と踊る、あの日のように」の監督、新海誠氏の最新作で、美しい映像が印象的な映画だ。シンプルなストーリーだが、天気をテーマにした物語は、時に壮大で感動的に描かれている。
特に、陽菜の力によって引き起こされる、空から降る水滴や花びらが美しく描かれている。音楽も、RADWIMPSが手掛けており、映像と相まって、情感豊かな世界観を作り上げている。
一方、ストーリーに関しては、中盤までの進行が遅く、尺の割には展開が少なく感じられた。また、陽菜の過剰な被害妄想の描写が過ぎると感じる箇所があった。
しかし、ラストの大団円は、その前の物語の進行からしてよかったと思える。特に、陽菜や帆高の決断によって、結末が決まるシーンは、改めて、人間の強さや優しさに気づかされる場面であり、涙なしには見られない。
まとめ
「天気の子」は、美しい映像と情感豊かな音楽が魅力の作品だ。ストーリーに関しては、中盤までの展開が少なく感じられるが、最後のフィナーレは感動的で印象に残る。映画館で見る価値がある1本だ。
コメントを残す