ストーリー
「ラ・ラ・ランド」は、ロサンゼルスを舞台に、ジャズピアニストのセバスチャンと女優志望のミアの恋愛物語を描いたミュージカル映画である。
セバスチャンは、「自分の店でジャズを演奏する」という夢を追いかけているが、すでに委託業務の経営者からは、より商業的な演奏をするよう求められており、困っている。
一方、ミアはオーディションの連続で断られ続け、挫けそうになっているところにセバスチャンと出会い、彼に惹かれていく。
しかし、セバスチャンが成功を収めつつある商業的なバンドに加入し、ミアが最終的に役を得た作品がセバスチャンの長年の夢であるジャズの店の開業準備期間と重なってしまい、二人の関係に軋轢が走る。
レビュー
本作はダミアン・チャゼルが監督を務め、前作「ウィップラッシュ」同様、音楽的な要素が強く特徴的である。
ジャズを中心にした楽曲は、聴けば聴くほど鮮度が増していく。また、ヒロインのミア役を演じたエマ・ストーンは、歌唱力も演技力も高い。
映像の美しさも際立ち、セバスチャンとミアが空を飛びながら踊るシーンや、夜景をバックにしたピアノ演奏のシーンは圧巻である。
ただ、物語自体は非常に王道的な恋愛物語であり、唐突な軋轢もあるため、全体的に中途半端な感じが否めない。
しかし、音楽や映像、演技に力を入れているので、エンターテイメントとしては十分なクオリティがある。
評価
「ラ・ラ・ランド」は、音楽や映像にこだわり、エマ・ストーンの歌唱力や演技力が光る作品である。
ただ、ストーリー自体は王道的であり、軋轢も唐突なため、物足りない部分もある。
感想
「ウィップラッシュ」で注目されたダミアン・チャゼル監督作品である本作は、音楽や映像が光るエンターテイメント作品である。
ストーリー自体は王道的であり、唐突な軋轢もあるため、物足りない部分もあるが、エマ・ストーンの演技力や歌唱力に加え、主題歌「City of Stars」が印象的であった。
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