あらすじ
高校生の主人公・僕は、偶然クラスメイトのさくらと共に「共病文庫」という病気について語り合う本に出会う。中には「僕の病名は、膵臓に優性腫瘍が見つかって、余命はあと数年だ」という記述があった。それ以来、僕たちは病気を通して交流を深め、さくらの死に向かう過程を共有する。
感想
本作は、愛憎劇やラブストーリーなどの王道路線を外れた作品である。病気に対する描写は非常にリアルで、主人公とさくらの関係が深まるにつれて観客の胸を打つシーンが多数ある。
特に感銘を与えられたのは、生きる価値や人生の意味を考えるきっかけを与えるストーリー展開であった。また、主人公の内面描写や心理描写が丁寧に描かれているため、観客は主人公と共感することができる。
それに加えて、映像の美しさや音楽の素晴らしさも素晴らしく、あるシーンではグッとくるとともに感動で涙が止まらなかった。
評価
本作は、病気に対する真摯な取り組みや人間ドラマのセンス、映像美や音楽、演出の素晴らしさなどが見事にまとまった素晴らしい作品である。私はこの作品を10/10で評価したい。
もし、このような繊細な人間ドラマが好きな人は、ぜひ一度観てみることをおすすめする。
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