『君の膵臓をたべたい』物語の感想

概要

映画『君の膵臓をたべたい』は、住野よるが2015年に発表した同名の小説が原作です。主人公の少年と名前のない彼女が繰り広げる青春ラブストーリーです。原作小説は累計200万部以上を売り上げ、多くの読者から支持されています。

不治の病に侵された“彼女”が、高校のひとりぼっちの生徒“僕”に「人生でまだなにかをやり残している」と一緒に日記を書いていくことから物語が始まります。

彼女には余命があと数年であることが分かっていました。日記を書くことを通じて少しずつ距離を縮め、不器用ながらも2人の恋が始まります。しかし、彼女の病気は進行し、結末は決して明るくないものとなっています。

・映画には、浜辺美波さんがヒロイン“彼女”役で出演し、主人公“僕”を北村匠海さんが演じています。

・また、二人と共に、大友花恋さん、中島健人さん、濱田岳さん、市川実日子さん、池田エライザさんなどの個性豊かなキャスト陣も出演しています。

映画『君の膵臓をたべたい』は、原作小説の持つ人間の温かさを大事にしつつ、映像化に成功している作品です。映像の美しさや音楽も素晴らしいですが、個人的には浜辺美波さんの演技に感動しました。彼女の笑顔や涙に、自然に共感することができます。

また、ラストシーンには思わず泣いてしまいました。明るくはないエンディングですが、過剰な感動を狙わず、作品全体に対して非常にバランスが取れた感じがしました。

原作を読んだ方も、映画を観ることで新たな発見があるかもしれません。ぜひ、気持ちを込めて観てほしいです。