ストーリー
高校生の僕は、クラスメイトである山内桜良が自分の日記「共病文庫」を読んだことから、不思議な関係が生まれていく。山内は膵癌で余命が僅かであることを知った僕は、山内の最期を共に過ごすことを決意する。最期に、山内は「君の膵臓を食べたい」と言った。
感想
この映画は、愛、友情、そして死に対する葛藤が描かれた作品である。
主人公である「僕」は、自分自身を守るために感情を抑え、友情に対する思いやりを示さないが、山内との触れあいを通して人として成長し、強い友情を育むことになる。
山内の余命がわかった時から、観客には必然的に悲しみや哀しみがある。しかし、それでも山内は前向きに生きることに決め、最後の最後まで諦めなかった。彼女の強い意志には、感動せざるを得ない。
また、最後まで何が起こるか予測できないストーリー展開が良かった。泣き、笑い、感動を味わわせてくれた。
総評
本作は、病気と死というテーマに真正面から向き合っていく作品である。登場人物たちがそれぞれの苦しみや悲しみ、葛藤を抱え、自分なりに向き合っていく様子が描かれている。
ストーリーが素晴らしく、感情を揺さぶられるシーンが数多くあるため、観客は心に深く残る映画となる。是非一度観てほしい作品である。
※本記事はあくまでも私見であり、ご自身の感想と異なる場合があります。
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