映画の概要
『ジョーカー』は、2019年に公開されたアメリカ映画です。主演はジョアキン・フェニックスで、監督はトッド・フィリップスです。舞台はバットマンのゴッサム・シティで、ジョーカー(アーサー・フレック)の生い立ちや変貌を描いたストーリーとなっています。
ストーリーの感想
『ジョーカー』は、暗く陰惨な雰囲気が漂っていて、まさにジョーカーというキャラクターにふさわしい作品だと思います。また、アーサー・フレックスの変貌を、ジョアキン・フェニックスが見事に演じていました。彼の細やかな表情や仕草が、ジョーカーになっていくプロセスを象徴的に表現していました。
ただ、ストーリーは非常に暴力的で、表現する映像にもかなりの過激さがあります。そのため、心臓に病気を抱えている人や、暴力的な表現に過剰反応をする人には、鑑賞を控えることをおすすめします。
演出・映像の感想
映像美においては、フィリップス監督が意識的に80年代のニューヨーク映画をイメージしていたようで、映像全体がやや退廃的で味わい深い印象です。音楽も、物語の世界観をより一層深める効果的な使い方がされています。
また、ジョーカーというキャラクターは、精神異常者ということもあってか、演技が非常に難しいと思います。ジョアキン・フェニックスが見事にその役を演じきっていることは、称賛すべき点です。
評価・オススメポイント
暴力描写がかなり強いため、苦手な人は見て後悔する可能性があると思います。ですが、その分ジョーカーの変貌や、彼が歪んでいく感情の描写は、すばらしく表現されています。
また、ジョアキン・フェニックスの演技が素晴らしく、これだけでも鑑賞する価値があると感じました。一度見た方も、何度も見返したい作品だと思います。
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