映画「君の膵臓をたべたい」の感想

あらすじ

主人公の僕は、ある日クラスメイトである山内桜良と一緒に図書室で拾った「共病文庫」という日記を読むことに。その日記の作者は、病院で偶然出会った僕と同じ病気を患っている、クラスメイトの山内桜良だった。その後、彼女から「絶対内緒にしてほしい」と頼まれた僕は、彼女の夢だった“泳ぐこと”を実現するため、ある日一緒にプールに行くことから物語は展開していく。

感想

本作は、原作小説も大ヒットした青春ラブストーリー映画。病気を抱えるヒロインの強さや、普通の高校生活を送りたいと願う心情が丁寧に描かれている。映像も美しく、主人公たちが所属する城南高校のシーンには、特にイメージに合わせたフォントやカラーリングなどが使われており、色んな特徴が出ていることも印象的であった。

また、膵臓がんを患うという難病を持ったヒロインの痛々しさと、それとは裏腹に強い精神で臨む姿勢に、心を打たれた。若い彼女の前向きさや元気な姿勢は、自分たちの身体に健康を持つ者には教訓となると感じた。

映画館でこの作品を見た際、涙を堪えきれなかった。主人公たちが繰り広げる青春の1ページ1ページに、心が温かくなってしまった。また、予告編通りにラストシーンでは、胸がキュッと締め付けられる感覚があったが、よくよく考えると、その切なさは青春映画ならではの醍醐味であると思った。

まとめ

本作は、非常に美しいビジュアルと丁寧なストーリーテリングで、病気を抱えたヒロインと彼女を取り巻く人々の姿勢や心情を描いた青春映画である。観客の心を温めるだけでなく、生きていることの意味を再確認するきっかけになる作品であると言える。


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