映画「上海ミッドナイト」レビュー

ストーリー

本作は、1920年代の上海を舞台に、日中各国のスパイたちが織り成す陰謀とロマンスを描いたサスペンス映画です。

主人公の余皓然は、中国共産党のスパイとして日本の秘密情報を盗み出すため、夜の街を徘徊していました。そんなある日、彼は日本人女性スパイ・瀬尾静香と出会い、互いに惹かれ合っていくのです。

しかし、二人の恋路は複雑な出来事に巻き込まれ、静香の正体と余の任務が白日の下に晒されることになります。

演技・映像美

主演の中国の若手俳優・王力宏が、余という役柄をしっかりと演じています。また、共演の香港出身の女優・林依晨の表情や仕草など、細かい演技が見どころです。

映像美も、上海の美しい夜景や当時の生活風景が丁寧に描かれており、観る者を魅了します。

評価

本作は、スパイ映画というジャンルにありがちな派手なアクションシーンはあまりないものの、陰謀や策略に満ちた緻密なストーリー展開は見応えがありました。また、余と静香の恋路も胸を打つものがあるため、一度は観てほしい作品だと感じました。