「トイ・ストーリー4」レビュー

ストーリー

「トイ・ストーリー」シリーズ第4作目は、主人公のウッディが新たなオーナーに引き取られたボニーと共に、彼女の大事なおもちゃの一つであるフォーキーを救出するために旅をする物語です。ウッディは彼女の幸せを最優先して行動する一方で、かつての仲間たちとの別れや、自分自身の役割を見つめ直す過程が描かれています。

演技・キャラクター

声優陣の演技は、シリーズ過去作同様に素晴らしいものでした。ウッディ役のトム・ハンクス、バズ役のティム・アレンをはじめとするキャストたちが、各キャラクターの個性や感情を豊かに演じ分けています。

また、今作で新たに登場するキャラクターたちも魅力的で、特にウッディが旅をする中で出会うガビー・ギャビーは、名前の通り「ギャップがあるけど愛されたい」という人間臭い願いを持ちながら、どんな手段を使ってでもそれを叶えようとする姿が印象的でした。

映像・音楽

映像面も、ディズニー・ピクサーらしい美しく緻密なCGアニメーションで、細かな表情やギミックが描かれています。特に、カーニバルのシーンでは色とりどりで楽しい雰囲気が伝わってきました。

また、映画の音楽も、過去作同様にランディ・ニューマンが手掛けており、物語の雰囲気を盛り上げる役割を果たしています。

総評

「トイ・ストーリー4」は、シリーズの中でも良い意味で安定感がある作品でした。過去作で描かれたキャラクターたちの心境の変化や新キャラクターたちの活躍に加え、懐かしいシーンもあって、ファンにとってはとても満足できる内容だと思います。また、シリーズ初の女性監督であるジョシー・トランドルも、新たなアプローチを加えつつもシリーズの良さを見事に引き継いでいました。全編を通して親子や友情、一人で立ち向かう勇気など、子どもたちにも扱いやすいようなテーマが描かれ、幅広い層に楽しめる映画だと感じました。


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