映画「君の膵臓をたべたい」レビュー

ストーリー

主人公の春田は、偶然見かけた同級生のキリコが自分が持っていた「共病文庫」という日記に「膵臓がん」の病名が書かれていることを知ります。春田は、キリコが思っている以上に余命が短いことを知り、自分の他愛ない日常と彼女との関わりを通して、人生の意味や生きることの尊さを考えるようになります。

演技・キャスト

主人公・春田を演じるのは、中川大志さん。初めは冷たい態度で周囲に接する彼が、徐々にキリコとの関係を深めていく様子を、自然な演技で見せてくれます。そして、共に過ごす時間が長くなるにつれ、キリコの病状の悪化によって、感情を押し殺せなくなるところが特に印象的でした。

一方、キリコを演じたのは、浜辺美波さん。ダイナミックな台詞回しで、キリコの元気な姿を演じた後、病状が悪化していく様子を、繊細な演技で見せてくれます。最後のシーンは、胸を打たれるものがありました。

音楽

主題歌「なんでもないや」は、RADWIMPSが担当しており、映画のストーリーに合わせた歌詞と、切なさを感じるメロディが印象的でした。また、映画の中でも多用されたピアノ曲も、映画に合わせたアレンジがされ、劇中の感情をより深く表現していました。

総評

本作は、原作小説を完全映画化し、原作ファンにも見ごたえのある内容となっています。春田とキリコの関係が、人生の尊さや大切さを教えてくれるような、切なくも温かみのあるストーリーが展開されます。キャスト、演出、音楽と全体的に高いクオリティーで、思わず涙がこぼれる感動的な映画でした。


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