映画「君の名は。」のレビュー

あらすじ

田舎に住む男子高校生の瀧と、東京に住む女子高校生の三葉が、とある夢を見るようになる。二人はそれぞれの身体を入れ替え、不思議な体験をする。やがて二人の運命が交差する時がやってくる。

本作は、美しい映像や音楽が魅力的な青春ファンタジー映画である。主人公の瀧と三葉が入れ替わるシーンは、スムーズに繋がり、とても心地よい。物語も単純だが、それゆえに誰もが共感できるものとなっている。また、身分や場所を超えた愛の力も描かれており、心が温かくなること間違いなしである。

本作の監督である新海誠氏は、細かな描写や緻密な構成に定評がある。本作でも、昼夜の描写や季節感の表現などに注意を払っており、緻密さが際立つ映画となっている。また、主題歌やBGMも素晴らしく、音楽との調和が絶妙である。

本作は、青春とファンタジーをミックスした傑作である。感動や共感、パンチの効いた笑いシーンもあり、幅広い層に楽しめる映画となっている。特に、音楽や映像に拘る方は是非見て欲しい。全体的に、9/10の高評価を与えたい。