映画評論: グリーンブック

あらすじ

1960年代のアメリカ南部を舞台に、白人のドライバーと黒人のミュージシャンが旅を続けるロードムービー。黒人ミュージシャンが公演場所を回るために、白人の運転手が雇われ、二人は数々の問題や差別に直面しながら旅を進めていく。

映画の感想

本作は、アカデミー賞作品賞を含めて数々の賞を獲得したことでも知られる。その理由は、深刻なテーマである人種差別を描きつつ、コメディタッチで描いた物語が魅力的であることにある。

最初は互いに反発しあっていた二人が、旅の中で信頼関係や友情を築いていく姿が印象的だ。また、時折挿入される音楽シーンは、ジャズやブルースを好む人々にはたまらないものだろう。

しかしながら、本作は単なる“友情物語”にとどまらず、偏見やヘイトクライムなど、人種差別の問題を重く描き出している。特に、人種や肌の色を理由に、一方的に警察によって停止や殴害を受けた黒人ミュージシャンのシーンは、胸が痛くなるものがある。

以上のように、本作はユーモアとエンターテイメント性のあるロードムービーだけではなく、社会問題を含んだ重いテーマも扱っており、大変見応えがある作品であると言える。

評価

4.5/5

公式サイト

https://www.greenbookmovie.com/


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