ストーリー
第一次世界大戦が激戦地となっている北フランス。2人の兵士、スクーフィールドとブレイクは、敵陣にいる同僚の部隊に、作戦を伝えるために単独で潜入する命令を受ける。しかも、その部隊にはブレイクの弟もいるという。
死亡率の高いこの任務を受けた2人は、日没までにその部隊に到達しなければならない。過酷な旅路の中で、2人はさまざまな困難に直面するが、兄弟愛と二人三脚で立ち向かっていく。
演出・シーン
全編1つのカメラワークで、まるで1つの長いシーンのよう。音響効果も凝っていて、敵軍の爆撃音や戦闘の臨場感がすごい。
特に印象的だったのは、壊滅的な戦場を舞台としながら、人々の運命や感情を描いたシーン。スタッフのインタビューによると、リアルな戦場の情景を再現するため、実際に大規模なセットを作り、現地で撮影したとのこと。
キャスト
スクーフィールド役を演じたジョージ・マッケイは、戦場での苦悩や決意を見事に表現。ブレイク役のディーン・チャールズ=チャップマンも、兄の命を救うために戦い続ける青年兵士の生々しい姿を演じきっていた。
サポートキャストも素晴らしく、出演時間は短いながらも一瞬一瞬の演技に迫力があった。
まとめ
本作は、戦争映画というジャンルに与えた影響も含めて、必見の傑作だと感じた。カメラワークや音響もすばらしく、演者陣の演技も光る。
ただし、血なまぐさい戦闘シーンや、史実に基づく重いストーリー展開があるため、心に余裕がない場合は鑑賞を控えた方が良いかもしれない。
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