映画「君の膵臓をたべたい」レビュー

あらすじ

主人公の僕は、クラスメイトである山内桜良から偶然自分が末期の膵臓がんであることを告白される。桜良は「お前しか知らない」と言って僕を呼び出し、共にひと夏を過ごすことを提案する。全く違うタイプの二人が、それぞれの境遇に向き合って織り成す青春群像劇。

感想

本作は、山田洋次監督と「四月は君の嘘」で一躍スターとなった新木優がタッグを組んで放つ青春ドラマ。原作小説の感動的なストーリーの再現率が高く、泣けるシーンがあちこちに散りばめられている。
また、出演者たちの演技も見事で、新木優の内向的な役どころに対する演技力は見事。共演の北村匠海も、桜良に対して本音で向き合うシーンなどで、熱演を見せる。
さらに、映像美と音楽も必見である。特に、共に過ごす夏の風物詩や、学校内での日々の光景が美しく描かれている。
ただ、主題歌の「あったかいんだからぁ♪」は、フィルターがかかりすぎているように感じられ、合わないと思う方もいるかもしれない。

評価

本作は、原作小説を忠実に再現し、出演者たちの演技や映像美が素晴らしい青春ドラマ。しかし、主題歌はともかくとして、涙もろい方は絶対に見逃せない一本である。評価は9/10


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