映画「天気の子」の感想

ストーリー

　雨の日が多い東京で、高校生の男子・渡邉耕助は家出中の生活を送っていた。彼は偶然出会った少女・天野陽菜を救うために、彼女の姉・佐藤美雨のもとに匿われることになる。美雨は陽菜と共に、天気を操作する力を持っていた。しかし、その力には制限があり、陽菜が力を使い過ぎると、雨神と呼ばれる怪物が現れてしまう。そんな中、大雨が降り続ける中、二人は互いに惹かれあっていく。

感想

　本作は、「君の名は。」で大ヒットした新海誠監督による最新作であり、話題になっている。ストーリーには、力を持つ少女と家出中の男子という、ともに過去に傷ついた2人が出てくる。ストーリーはセンチメンタルで、二人が愛し合いながら、降り続ける雨と、なんとか天気を晴らそうとする姉妹の心理描写が混ざり合って、作品全体を包んでいる。
　優秀な映像も相まって、深い感動を与える本作を、是非観ることをお勧めする。

評価

　ストーリー：4/5
　映像：5/5
　音楽：4/5
　総合評価：4.5/5

観客を引き込む力強さがある本作は、今後の観客動員数である意味見所があるだろう。本作が実現した映像美のおかげで、美しく奇妙な世界観が作り出されて、観客を圧倒してくれる。また、映像の美しさだけでなく、音楽も素晴らしい仕上がりで、全体の雰囲気をより一層高めている。