『タイタニック』の感想

ストーリーの概要

本作は、1912年に実際に起きた「タイタニック号沈没事件」をモチーフに、主人公ジャックとローズの恋愛を軸に物語が進行する。
ジャックは貧しい旅行者で、ローズは上流階級のお嬢様。二人は船上で出会い、恋に落ちる。しかし、タイタニック号は氷山と衝突して沈没し、2人は運命的な別れを迎える。
物語は現代に戻り、老女ローズがタイタニック号の引き揚げを見た懐かしい想い出を語るシーンから始まる。

キャストと演技

主人公のジャック役を演じたレオナルド・ディカプリオは、当時若手俳優のなかでも最も注目される存在であった。そのカリスマ性も相まって、主人公らしい雄大な演技を見せることに成功した。
また、ヒロインのローズを演じたケイト・ウィンスレットも、上品でありながら開放的な役柄を熱演している。
その他にも、ビリー・ゼインやグロリア・スチュアートなど、豪華なキャストが揃っている。

映像と音楽

前半部分でのタイタニック号の豪華な船内やパーティー、後半部分での氷山との戦い、そして、船が沈没するシーンなど、壮大なスケールの映像が鮮明に描かれている。
音楽も、映像と相まって、物語の舞台となる1912年の雰囲気を再現しており、感動的なシーンでの使用が印象的である。

評価

『タイタニック』は、恋愛映画としてだけでなく、人間の運命についても描かれた名作である。ストーリーには予測不能な展開があり、撮影時の努力が実り、お金を惜しまずに作った甲斐があると思う。物語と映像と音楽が完璧に合体している名作の一つだと言える。