あらすじ
ルパン三世は、伝説の永久機関「Bressonの謎」を手に入れるため、旧友のフォジィとともに現地フランスへと向かう。そんな中、美しきアドリアーナからの依頼を受け、娘のレティシアを(Bressonの解読に必要な)得意分野である暗号解読のサポート役にしようとして襲撃されてしまう。そして、再び敵マフィアからBressonを狙われるという、手に汗握る物語が始まる。
感想
これまでのルパン三世シリーズとは一線を画す、ストーリー性に重点を置いた作品といえる。劇場の大スクリーンで見せるために、CGを駆使して作り込まれた美麗な映像は目を奪われる。特に、車の追跡シーンは息をのむほどの迫力がある。また、音楽面でもジャズバンド「BUSTER SHUFFLE」が手がけたスパイス効いた楽曲は、映画の緊張感を一層高める。物語のアップデートはされているものの、なんといっても変わらないのが、ルパン三世たちのキャラクター性。下品だけど魅力的なルパン、冷静で頭脳明晰な次元大介、絶対的に美しい不二子、口下手な王道コンビの次郎と銭形。いつの時代をも超越する、愛され続けるその魅力は、本作でも十分に発揮されている。
見所
「Bressonの謎」を手に入れるため、ルパン一味が活躍する場面はもちろんのこと、美女のアドリアーナと美少女のレティシアという新キャラクターの登場辺りから物語が一気に動き出す点も見所といえる。上空からの追跡シーンや、アクション盛りだくさんの戦闘シーンでは、3Dのパース目線が見所の一つだ。また、全編を通して欠かせないのが、オーソドックスでありながら面白味のあるルパンたちの掛け合い。是非、その笑いを楽しんでほしい。
以上が私の『ルパン三世 THE FIRST』のレビューでした。
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