映画「Gone Girl」のレビュー

あらすじ

主人公のニック（ベン・アフレック）の妻、エイミー（ロザムンド・パイク）が失踪する。警察やメディアが動く中、ニックは自身が被疑者となる。しかし、調査が進むにつれ、エイミーの姿が次第に明らかになってくる。

評価

本作は、原作者のギリアン・フリンが脚本を手がけたタイラーペリー監督作品である。探偵小説のようにストーリーが進んでいくものの、その中に合理性のない登場人物たちが出てくる点が興味深い。それぞれのキャラクターの思惑が、物語の終盤には交錯する展開が見どころである。

また、主要キャストたちの演技にも注目したい。特に、ロザムンド・パイクの演じるエイミーは、愛されたいあまりに計算しすぎた振る舞いが観客に強い印象を残す。

感想

本作は、見る人の想像力を刺激する作品である。ストーリー展開や登場人物たちの動機が実に複雑で、それぞれの倫理観や許容範囲によって評価が分かれるかもしれない。ただ、それだけに人物像やストーリーについて考え込むことができる魅力があると思う。また、リアルな事件が元になっているということもあり、その部分についても興味深かった。

まとめ

緻密なストーリーと、その中に織り込まれた倫理的な問題提起が見どころの一つである、映画「Gone Girl」。ロザムンド・パイクの演技が光る、おすすめ作品である。