『君と100回目の恋』の感想

ストーリー

主人公の桜井隆介(山崎賢人)は、中学時代に片想いしていた同級生の久美(小松菜奈)と再会する。しかし、久美は事故で前日までの記憶を失っており、隆介は毎日同じことを繰り返すことになる。それでも隆介は、久美を支えながら、彼女の心を取り戻すために「恋の100回押し」を試みる。

演技力

山崎賢人と小松菜奈が素晴らしいダブル主演を務めている。山崎賢人は、隆介としての純真さと強さを見事に演じている。一方の小松菜奈は、久美としては記憶が戻らないために感情の変化が難しいと思われるが、存在感と透明感で十分に役に合っている。そして、小栗旬の出演があるが、彼は角色を過ぎ去った時に隆介を導く役割を果たす。

音楽

音楽は、平井 大の「I miss you/I love you」が印象的。デュエットの翻誤やラストシーンでも使われ、映画とともに感動的な幕切れに導く。

全体印象

映画は、隆介が久美の愛の挑戦を何度も繰り返す一方、久美はゆっくりと彼の中心に姿を描く。隆介の懸命な努力は感動的ではあるが、それがすべてではなく、両者間の心の変化を描く映画。いい意味で密度が濃く、周りの助けを借りるよりも自分たちで悩み、答えを出すところが見どころ。


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