映画『ランボー：ラスト・ブラッド』

ストーリー

『ランボー』シリーズ最新作となる本作は、主人公のジョン・ランボーが、かつて住んでいた町で養女のガブリエルが誘拐されたことを知り、単身メキシコに向かう。そこで彼が目の当たりにするのは、麻薬カルテルによる恐ろしい人身売買の現場だった。ランボーは彼女を助けるため、カルテルに立ち向かう。

感想

単純な復讐劇のように見えるが、本作はランボーの心の内側を掘り下げた作品となっている。ランボーは、過去の戦争のトラウマから、自らを抑えながら生きてきたが、養女が誘拐されたことで、そのはけ口を見出そうとする。また、ランボーは過去の戦争での体験から、人々を守ることが自分自身を救うことになるという考え方を持っている。それが本作でも見られ、感動的なラストシーンとなっている。

演出

本作の演出は、シリーズにおいても際立ったものとなっている。ただの格闘シーンに留まらず、カメラワークや音響効果を駆使して、ランボーの孤独感や憎しみなどが表現されている。また、メキシコの荒野や、壮絶な戦争場面など、場面ごとに異なったイメージを表現している。

総評

『ランボー：ラスト・ブラッド』は、復讐劇というストーリーに、戦争体験からのトラウマや孤独感、憎しみ、そして愛情を織り交ぜた、感動的な作品となっている。また、演出も際立ったものとなっており、観客を引き込んでくれる。ランボー・ファンはもちろんのこと、アクション映画ファンにもおすすめの作品である。