「君と100回目の恋」のレビュー

あらすじ

脚本家を目指す女性・原田真琴(広瀬すず)は失恋して自暴自棄になり、泥酔して道ばたで寝ているところを男性・津崎平匡(山崎賢人)に拾われる。翌朝、津崎が失恋したことを知り、彼を励ますために自分が失恋したことを話す。そこから2人は恋人のような時間を過ごすが、翌朝には消え去ってしまう。以後、真琴は毎朝同じ場所で同じ時間に津崎と再会する日々を送る。

感想

本作は、同じ時間に同じ場所で再会する2人の物語であるが、その背景には真琴の失恋や津崎の別れ話がある。ストーリーはシンプルでありながら奥深さを感じる。また、広瀬すずと山崎賢人の演技力も素晴らしく、2人のキャラクターに感情移入できる。特に、広瀬すずの見せる感情表現が非常に自然である。

音楽も作品に合わせて選曲されており、劇中のシーンと相まって感動的なものとなっている。映像も美しく、花火大会のシーンなど特に印象的である。

ただし、物語の中心となる“100回目の恋”というテーマは、少し浅いと感じた。2人が何度も再会するという設定は、恋愛の熱量を煽り、感情移入を誘うものではあるが、100回目を迎えたとしても、それが達成されたことによる感動はあまり感じられなかった。

まとめ

「君と100回目の恋」は、シンプルで奥深いストーリーが素晴らしい作品である。広瀬すずと山崎賢人の演技も見所のひとつで、音楽や映像も美しく感動的である。ただし、物語の中心となる“100回目の恋”というテーマには少し浅いと感じた。

参考: 映画.com


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