映画『君の膵臓をたべたい』レビュー

あらすじ

中学の同級生だった山内桜良と出会った高校生の「僕」。2人は偶然にも『共病文庫』という日記を通じて心を通わせるようになる。しかし、ある日「僕」は桜良が病気だと知る。未来を切り捨て、絶望的な病気と闘う桜良と共に生きることを決めた「僕」。2人は、桜良が残した『共病文庫』の手紙を通じて、自分たちの思い出や未来への想いを伝え合う。

感想

本作は、恋愛モノとしてではなく、友情を深める2人の日常を描いた作品。桜良が病気であることが大きなテーマとなるが、それ以上に、2人の純粋で濃厚な関係性が印象に残る。主人公の“僕”のナレーションが映画に深みを与え、感情移入しやすくなっている。また、映像には青春があふれているような爽やかで美しいシーンも多く、観る者を癒やすことができる。

音楽

劇中には、back numberが歌う主題歌『インフィニティ』をはじめ、さまざまな曲が使用されている。特に、桜良が歌う「世界の果てまで」は、感情がこもった歌声と美しい映像が重なり、胸を打つエモーショナルなシーンとなっている。

キャスト

主人公の「僕」役を演じたのは北村匠海。彼の繊細な演技が物語の深みを引き出している。もうひとりの主役である山内桜良役を演じたのは吉沢亮。桜良が病気であることを抱えながらも、前向きに生きる姿は感動的だ。また、主人公の友人役を演じた濱田岳や、桜良の母親役を演じた浅田美代子も、それぞれの役に見事に扮している。

まとめ

青春、友情、家族というテーマが作品に散りばめられており、さまざまな感情が交差する。特に、桜良の病気というテーマには大きなメッセージが込められている。観終わった後は、心に残る作品として定評がある。


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