映画「君の膵臓をたべたい」レビュー

ストーリー

ネタバレなしのストーリー紹介

高校生の僕は、クラスメイトの山内桜良と不本意ながら付き合うことになりました。それは、彼女の余命があと一年しかないことを知り、拒めなかったからです。 彼女が世界に向けた言葉を投稿した日記を手に入れ、その感想文を書けば一緒に過ごす時間が貰えるという、彼女の遺志に従って、僕は日記を読むことにしました。そこには、彼女にしかできない、特別な人生のように思われるものが綴られていました。

感想

感動的なラブストーリーとしても語られる本作ですが、実際には、人生の短さや失い得たものを哀しみ、悔い改めることや、周りの人々を大切にすることを訴える作品でもあります。映像も美しく、ヒロイン役を演じた北川景子さんの表情や演技も素晴らしく、その存在感がストーリーを引き立てています。主人公の吉野さんの演技も自然ながら、重く陰鬱な雰囲気を上手に表現しています。音楽も胸の奥深くまで染み渡るような美しいものが選ばれており、映画全体をより一層引き立てています。

キャスト&スタッフ

キャスト

  • 吉野(主人公):浜辺美波さん
  • 山内桜良(ヒロイン):北川景子さん

スタッフ

  • 監督:月川翔さん
  • 原作:住野よるさん
  • 音楽:佐藤直紀さん

評価

本作は、「人生って何だろう?」「大切な人を失ってしまうことの苦しさ」など、人間の根源的な問いかけをテーマに据えている作品。映像や音楽、演技力も高く、ストーリーに引き込まれること間違いなしです。ただし、全体として深みが不足しており、思わず泣きたくなるような感動のシーンが少ないため、万人受けする作品とは言い切れません。おすすめ度としては、7点と評価したいと思います。


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