映画『君の膵臓をたべたい』レビュー

あらすじ

主人公の僕は、ある日クラスメイトの同級生から「一緒に死んで欲しい」と告白される。その同級生の日記を拾い読んだ僕は、同級生が膵臓癌であることを知り、共に日記を書き綴りながら死に向かっていく。

感想

この映画は、原作小説を読んでいなくても十分に感動できる作品だと思う。主人公が自分勝手で無関心であるにもかかわらず、同級生と日記を書くことで成長し、自分と向き合い、周りの人たちとの関係が変化していく様子が描かれている。また、同級生の病気にもしっかりと向き合い、漠然と病気と聞くだけであった自分自身がどう対処すべきかを考えさせられた。

映像も美しく、同級生との場面では懐かしさを感じさせ、胸が熱くなるような心温まるシーンが多く描かれている。そして最後に訪れる不可避の、悲しみと感動のクライマックスは、とても心に残るものだった。

評価

本作は、原作小説を読んでいれば更に深い感動があるのかもしれないが、映画単体でも十分に素晴らしいものだと思う。感動を求める方は必見の作品で、是非観ることをおすすめする。

※映画公式サイト:https://kimisui.com/


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