映画レビュー：アベンジャーズ/エンドゲーム

あらすじ

全宇宙に存在する存在であるタノスは、5つの力源「インフィニティ・ストーン」を手に入れ、宇宙の半分の命を犠牲にして平等を実現しようとする。しかし、その計画を阻止すべく立ち上がったアベンジャーズたちは、タノスを打ち倒すことに成功する。

しかし、タノスの破壊行為により命を落とした者たちは戻ってこず、悲しみに暮れていたアベンジャーズたち。そこで彼らは、量子力学の宇宙時間旅行を利用して、過去に戻って「インフィニティ・ストーン」を集め、破壊された宇宙をもとに戻す為の作戦を展開する。

本作品は、アメリカン・コミックの最高峰・マーベル・コミックのキャラクターたちが揃って、一挙に登場するスペクタクル作品である。

本作品の見所は、なんといってもその革新的なストーリーである。2時間以上に渡って広がる圧倒的なスケールは、まるで映画の歴史が物語を追うという壮大な物語である。

また、登場人物たちの愛着も重要なポイントの一つである。各キャラクターたちの過去や特性が描かれることで、観客に強い共感を呼び起こしている。特に、アイアンマン役を演じるロバート・ダウニー・Jr.の演技は、これまでのアベンジャーズシリーズでも際立っていたが、本作品ではさらに増して感動を誘わせた。

劇中のバトルシーンは、斬新なアイディアとCG技術を駆使して表現され、物語の鍵となる最後の決戦シーンは、まさに大団円であった。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』は、観客をあっと言わせること必至の大作である。前作までのストーリーをすべて知っている人はもちろん、新たにマーベル・コミックの世界に足を踏み入れる人でも楽しめる作品である。