「君の膵臓をたべたい」感想

ストーリー

この映画は、林真須美（主人公）と朝比奈映子（ヒロイン）の出会いから始まります。二人は、偶然同じ病院で、健康診断を受けることになり、その時に映子ががんであることが判明します。真須美は、偶然手帳の中にあった「共通の秘密」（映子がいつ死ぬかという予知書）を見てしまい、それ以降、映子とのやりとりを通じて人生の意味や価値について考えるようになります。

キャスト

この映画には、北川景子さん、浜辺美波さんが出演しています。北川さんは、映子を担当しており、浜辺さんは、真須美を演じています。二人の演技力が非常に高く感情移入しやすい作品となっています。

印象に残ったシーン

私が印象に残ったシーンは、真須美が映子から託された手帳を読んでしまった後、自分自身が生きる意味について考え始める場面です。真須美が「私はただ、生きているだけでいいのかな？」と口にすると、映子が「生きるために生まれたのだから、生きることだけでも十分な意味がある」と心の支えとなって、真須美の気持ちが少しずつ変化していく様子が感動的でした。

総評

この映画は、学生時代に読んだ同名の小説が原作であり、原作を読んだ方にも楽しめる作品となっています。また、映画オリジナルの設定も多く、新鮮な気持ちで鑑賞することができます。私自身、涙を堪えながら見ていましたが、ハッピーエンドというわけではない結末が、この映画の魅力の一つであると思います。