『君の名は。』レビュー

ストーリー

気づくと入れ替わっていた

『君の名は。』は、田舎に住む男子高校生・立花瀧と都会に暮らす女子高校生・宮水三葉が、何故か突然入れ替わるという不思議な体験をする物語です。お互いが入った記憶はなく、ただ現実に違和感を感じながら一緒に日常を過ごします。しかし、体験する度に記憶が消えていくことに気づいた二人は、やがて出会うために必死で行動します。

タイムリープが描かれた恋愛映画

この映画は、どこか不思議でロマンチックなストーリーを描いた恋愛映画でもあります。物語は、世界を脅かす自然現象と、二人の恋愛という両方の展開が見どころです。二人は、体を入れ替えるだけでなく、自分が住む時代も異なっています。そのため、絶望的に離れた二人が、互いに想いを寄せる時間軸を見つけ、一方にタイムリープするという展開にも注目すべきです。

作品の魅力

美しいアニメーション

本作の魅力の一つは、美しいアニメーション技術です。映画に使用されたCG技術は、徹底的に美的磨きがかけられており、芸術的に見応えのある作品に仕上がっています。風景や空の色彩、キャラクターの表情など、細部までの作りこみに感動します。

サウンドトラックの素晴らしさ

また、本作にはRADWIMPSによるサウンドトラックもあります。物語を盛り上げる音楽が劇中で流れる度に、より感情移入しやすくなります。特に、主題歌の「前前前世」は、映画を知らなくても聴けばその美しさに感動する楽曲です。

総評

『君の名は。』は、不思議な体験、恋愛、SFなど、様々な要素が混ざりあっているので、一度見ただけではまだ理解できない点があります。しかし、見返す度に新たな発見があると同時に、前回とはまた違った感動がある作品です。ぜひ、映画館で大きな画面と音響で鑑賞してほしいと思います。