『君の膵臓をたべたい』レビュー

ストーリー

主人公の「僕」と、膵臓がんを患うクラスメイトの「がんこちゃん」。
出会いから始まり、がんこちゃんの治療過程、そして最後に訪れる別れまでの物語が描かれる。

演技・キャラクター

主演の北村匠海さんが演じる「僕」は、本編冒頭で「がんこちゃん」の日記を拾ったことをきっかけに、彼女との交流を始める男子高校生。
物静かな印象があるが、過去の自分と向き合うシーンなどでは切なさを感じさせる演技が印象的だった。

一方の「がんこちゃん」を演じた浜辺美波さんは、明るく元気なキャラクター。
しかし、病気の進行に応じて弱っていく彼女の姿が、見ている側の心を掴んだ。

音楽・映像

音楽は、Eveさんが手掛けた主題歌「願い」が印象的だ。
物語の重いテーマにマッチした歌詞とメロディが、作品の世界観を一層深くする。

また、四季折々の風景が美しく映し出され、特に秋の紅葉の描写は見応えがある。

総評

本作は、「天気の子」の新海誠監督作品にも負けず劣らずの感動作である。
物語は原作小説を忠実に再現しつつ、映像的にも美しい作品となっている。
また、主演の北村匠海さんと浜辺美波さんの演技も素晴らしく、見る人の心に深い印象を残すこと間違いなしである。

以上が本作のレビューでした。