『君の名は。』レビュー

あらすじ

田舎町に住む少女「三葉」と都会に住む少年「瀧」が、ある日突然入れ替わってしまう。互いの生活に翻弄されながらも、やがて二人は出会うことを目指す。

感想

まず、本作の美しい映像が印象的でした。映画の中で描かれる、田舎の風景や瀧が通学する都会など、とてもリアルで美しく描かれています。また、両主人公の入れ替わりを通して、二人の生活の違いやそれに対する戸惑い、そして少しずつ打ち解けていく心の変化が描かれている点も良かったです。

愛の代わりに求められているものに気づき、自分自身にも向き合っていく過程など、若者たちの心情が描かれる点が本作の魅力です。最後のシーンでの「二度と会えなくても、また会えると信じる」というセリフは印象深く、胸に刺さるものがありました。

総評

本作は、恋愛要素を取り入れた青春ストーリーという面と、美しい映像と音楽が魅力的な面を持ち合わせた作品です。ストーリーが先に進む度に、二人の関係性や心情の変化に注目して観ることができます。また、本作には“何かを変えたい”、”変わりたい”という若者たちへのメッセージが込められており、観終わった後に余韻が残ります。

おすすめ度

★★★★★

以上の理由から、本作は是非一度観ていただきたい作品です。