『007 スペクター』のレビュー

あらすじ

ジェームズ・ボンドは、上司のMの死をきっかけに、過去の遺物である謎のメッセージを解読し、スペクターという組織が実在することを知る。そこで、実在するこの組織を追跡するため、行動を開始するのだが、スペクターが予想以上に強大な力を持つことを知った彼は、過去の敵である元MI6エージェントのミスター・ホワイトに協力して、スペクターの野望を阻止するために戦う。

レビュー

本作は、ダニエル・クレイグが演じるジェームズ・ボンドのシリーズ最新作であり、前作『007 スカイフォール』の直接の続編にあたります。

まず、ストーリーに関しては、シリーズらしくエキサイティングかつスリリングな展開が繰り広げられ、スリル満点のアクションシーンや、美しい映像美を楽しむことができます。また、悪役のオーバーシャドウ、メンバーの選定、陰謀等も凄惨な映像とともに上手く表現されていました。

そして、ダニエル・クレイグ演じるジェームズ・ボンドの格好良さも映画を盛り上げる要素のひとつであり、ボンド自身の成長を感じることができます。さらに、モニカ・ベルッチや、レア・セドゥなど豪華なキャスト陣もこの映画の見どころの一つであり、演技力も素晴らしかったです。

ただ、一方で、前作の『007 スカイフォール』の圧倒的な完成度や出来映えに比べると、本作はやややや強引な展開が目立ち、ストーリーの都合上がらしさやムラが出てしまっている印象があります。

しかし、総合的に見ると、今作も満足度の高い作品に仕上がっており、007シリーズファンならば必見の一作と言えるでしょう。

評価

本作の評価を以下にまとめます。

ストーリー：B+
アクション：A
演技力：A
映像美：A+
音楽：B

総合：A

この映画は非常に面白く、スリル満点のアクションシーンから、豪華なキャスト陣の演技による感動的なシーンまで、様々な魅力がある作品です。ある程度映画に詳しい人や、007シリーズファンには特にオススメできます。